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2026年1月19日月曜日

【SS】予想外の赤【サマー・メモリーズ】

 

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似合わない……なんで!?

「あ、あれ?」

 鏡に映る私は、目を見開いて固まっていた。 頬はカッと熱いし、変な汗まで出てきた。そこに映るのは、予想外の姿。思わず目をそらしたくなるほどの不出来。

 お小遣い握りしめて買ってきた赤リップ。期待していたからこそ、なんかガッカリだな。
 私の唇が、濃い赤に塗られて、かなりきつい主張をしている。

 なんか、下品だな。
 雑誌で見たときは、もっと素敵な感じだったのに。こう、大人っぽくて。

――それは、モデルさんがおとなだったんじゃないの?

 ……うるさいなぁ、もう。
 私の頭の中で、理性的な私が文句を言ってくる。分かってるよ、私がまだ子どもっぽいのは。

 牛乳、足りてないのかな。

「あっ」

 赤を見ていたら思い出した。そういえば、センパイは赤が苦手だった。
 舞い上がってて忘れてたな。私が好きな色でも、それじゃ意味ないじゃん。

「もう、私のバカ!」
 思わず叫んだせいで、リップがずれてしまった。踏んだり蹴ったりだ。

 私は、鏡を見つめて大きく息を吐いた。

【本編はこちらから】

第1話 夏眠暁を覚えず
サマー・メモリーズ~モノクロームの水平線~/想兼 ヒロ - カクヨム

想兼 ヒロ

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2026年1月16日金曜日

【更新報告】「死んでしまいますが、よろしいですか?」と真顔で言われまして【ソウル・エコーズ】

 こんにちは。

本日もお疲れ様です。

連載中の小説『ソウル・エコーズ~精霊達への鎮魂歌~』、第8話「魂響の儀」を更新しました!

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よろしくないです!

今回は物語の核心に触れる重要な回です。 謎に包まれていた「精霊符」の正体、そして主人公・ユータの体に隠された衝撃の事実が明らかになります。

シリアスな展開……のはずなんですが、今回のハイライトはどうしてもここになってしまいました。

ヒロインのリィナが、とんでもないことを淡々と言い放つシーンです。

「私が精霊符を回収すると、その結びつきも絶たれてしまいます。(中略)死んでしまいますが、よろしいですか?」 「よろしくないです!」

命の危機だというのに、事務連絡のようなテンションで確認してくるリィナと、食い気味に否定する雄大。 書いている自分でも「ここは面白い」と思ってますけど、いかがでしょうか。

物語としては、かつて世界を支配していた「魔術」が、なぜ「科学」の世界に隠れるようにして存在しているのか、説明回となりました。
退屈しないよう、工夫はしました。その一つが冒頭の台詞です。

ユータの運命は(そして心臓は)どうなってしまうのか。

よかったら読んでいただけると嬉しいです。
評価いただけると、もっと嬉しいです。

それでは、また会いましょう。


【第一話はこちらから】

#小説 #ファンタジー #創作 #ソウル・エコーズ #更新報告 #オリジナル小説

想兼 ヒロ

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2026年1月15日木曜日

【更新報告】「貴方は消されるはずだった」――第7話を公開しました【ソウル・エコーズ】

 

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「貴方も、適合者なのだから」

こんにちは。
本日もお疲れ様です。

『ソウル・エコーズ~精霊達への鎮魂歌~』の最新話となる第7話「炎の精霊符」を更新しました!

今回の更新で、物語は大きな転換点を迎えます。 単なる「巻き込まれ」だと思っていた主人公・雄大が、なぜ生き延びたのか。そして、これから背負うことになる運命とは何なのか。 物語の核心に触れる重要な回となっています。

【第7話はこちらから】

日常への侵食

第6話で登場した謎の少女・リィナ。 彼女との会話劇がメインとなる今回ですが、ただの説明回にはしないよう心がけました。

見慣れた実家の和室、いつもの畳の上。 そこに「異界の少女」と「魔法のアイテム」が存在する……という日常と非日常のアンバランスさを楽しんでいただければ嬉しいです。

特に注目してほしいのは、リィナが告げる「貴方は、適合者なのだから」という台詞です。 これによって雄大は、安全な「被害者」という立場から、戦いの「当事者」へと引きずり込まれます。その瞬間の彼の心理描写には特に力を入れました。

執筆後記

今回のキーアイテムである「精霊符」。 主人公が持つ「紅(炎)」と、リィナが見せた「金(針)」。

「なぜ雄大は助かったのか?」
その理由が明かされたとき、ただ「ラッキーだった」では済まされない重みが彼にのしかかります。
日常に侵食する非日常。自分が好きなテーマです。

まだ説明回が続きますが、楽しんでいただけるように頑張ります。

よかったら読んでいただけると嬉しいです。
評価いただけると、もっと嬉しいです。

それでは、また会いましょう。

【第1話はこちらから】

第1話 月輝く夜に【Side : Riina】
ソウル・エコーズ~精霊達への鎮魂歌~/想兼 ヒロ - カクヨム

想兼 ヒロ

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【SS】予想外の赤【サマー・メモリーズ】

  似合わない……なんで!? 「あ、あれ?」  鏡に映る私は、目を見開いて固まっていた。 頬はカッと熱いし、変な汗まで出てきた。そこに映るのは、予想外の姿。思わず目をそらしたくなるほどの不出来。  お小遣い握りしめて買ってきた赤リップ。期待していたからこそ、なんかガッカリだな。 ...