2026年1月8日木曜日

【更新報告】戻ってこない日常、こんにちは非日常【ソウル・エコーズ】

 こんばんは。

本日もお疲れ様です。

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上月ユータ様、ですね?

ソウル・エコーズ~精霊達への鎮魂歌~
第5話「戻らぬ日常」を更新しました。

ちょっと長い間、お休みしていました。
すみません。

【第5話はこちらから】

戻ってこない日常

医者が驚くほどの驚異的な回復力を見せて学校に復帰した雄大。
しかし、待っていたのは前と同じようなのに大変息苦しい「壊れた」日常でした。
おそらく周囲の反応の方が正常なのは分かっているものの、自覚が薄いためにどこか疎外感を抱える雄大ですが、否応なしに「非日常」が襲いかかってきます。

こんにちは非日常

病院で澪が彼の体にくっついているのを見つけた謎のカード。
内心気味悪がりながらも、どこか魅力的に見えて手放せない。
と、いうよりも気づいたら側にある。

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あれ、引き出しの中にしまったはずだよな?

この辺は異物感を出そうと思って書いたので、そう感じていただけると嬉しいです。

そして、極めつけは白の少女の登場。
あらすじに書いていたシーンです。詳細は次話、ですが気になる感じで書けたでしょうか。

【第1話はこちらから】

#カクヨム #創作小説 #ファンタジー #Web小説 #ソウル・エコーズ

読んでいただけると嬉しいです。
評価いただけると、もっと嬉しいです。

それでは、またお会いしましょう。


【SS】世界を遮断する魔法【サマー・メモリーズ】

 

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私だけの聖域

窓をうつ雨音に、私は顔をしかめた。

「ああ」

これは、だめだ。

私は鞄からプレイヤーを取り出した。年季の入ったそれは、金属製なのに温かみすら感じる。私にとっての、お守りの一つ。
チープなイヤホンをプラグに差し込んだ。両の耳を塞いだ後に、ボタンを押した。

「ふぅ」

流れてきた曲が耳になじんだ。流行りの曲は分からない。幼い頃から、何度も聞いてきた曲しか、このプレイヤーには入っていない。
それが、とても心地よかった。

一人になると、心が騒ぐときがある。何か、せきたててくるように。私を、非難するように。心に生まれた、もやのようなものが私を包む。外の音、全てが攻撃してくるかのような錯覚を覚える。
そんなとき、私はこうして外界から離れることを選ぶのだ。

このイヤホンは、魔法のように世界を遮断してくれる。

ざわついていた心が静かになっていく。
雨音も微かに、窓の外の景色は美しく流れていく。

「……ええ、頑張りましょう。せっかく、日本に帰ってきたのだから」

静かになった、もう一人の私に話しかけた。
目的地まで、あと十五分。私は私に向き合うことにした。

誰にも邪魔されない。馴染みの曲に包まれた聖域の中で。

【本編はこちらから】
第1話 夏眠暁を覚えず
サマー・メモリーズ~モノクロームの水平線~/想兼 ヒロ - カクヨム

想兼 ヒロ


2026年1月7日水曜日

【SS】夕暮れの特等席【サマー・メモリーズ】

 

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あ、やっと降りてきた

あれ、ここって俺の家だったよな。

そんな錯覚を覚えるほど、そいつは我が物顔で居座っていた。ソファーにうつ伏せに寝そべって、おそらくお気に入りの動画を見ているのだ。
こうやって、俺が近くに立っていても気づきもしない。どうやら、そうとう熱中しているようだ。
無防備だよな……。俺は頭に浮かんだ考えを首を振って振り払った。

「ふふっ」

時折、笑い声が漏れる。楽しそうで何より。ただ、もうそろそろ場所を空けてくれないだろうか。
あんまりリビングにいない俺だけど、今日は見たい番組があるんだ。

スウェット姿で足をパタパタさせ、完全に一人の世界に入っていた。
集中しすぎると、周り見えなくなるからな、こいつ。まぁ、俺は人のこと言えないけど。たぶん、こいつに言わせれば俺の方が酷い。

実際、こいつの侵入に気づかずに部屋で作業してたもんな、俺。こいつのことだから、挨拶くらいはして入ってきてるだろうし。

「おい」
「あっ」

声をかけられたのに驚いて、静谷はスマホをソファに落とした。

「あ、ようやく降りてきた」
こっちを振り返った静谷は、悪びれもせずににっこりと笑った。

「遅いよ、待ちくたびれた」
静谷はくるりと仰向けになる。
「今日って、あんたが前に言ってた特番の日でしょ。一緒に見よ」

そんな約束、してないんだけどな。いい加減、アポを取るという行為を覚えてほしい。

まぁ、でも、結局何も言えなかった。こいつが遠慮しだしたら寂しいのは確かだから。

【本編はこちらから】第1話 夏眠暁を覚えず
サマー・メモリーズ~モノクロームの水平線~/想兼 ヒロ - カクヨム

想兼 ヒロ


【SS】犯行の現場【星使いティンクル・ライツ】

  現行犯逮捕 「ライツ、何か申し開きはあるかい?」  洋介の、じとっとした言葉がライツを包む。 「……ありません」  宙に浮いたライツはしばらくジタバタとしていたが、洋介は離してくれないと悟ると抵抗をやめてだらりとぶら下がっていた。  現行犯逮捕である。その口には、証拠品のチョ...