【創作】作品世界の宗教の話【雑談】


  こんにちは。

 まずは「小説家になろう」でネット小説大賞運営チームからいただいた自作への感想をご紹介。


まさに題名通り、理想と現実の狭間で足掻くシルクの指揮官としての才能の高さと個人としての確固たる信念、そして、常識にとらわれない英雄と呼ぶに相応しい資質にワクワクしながら読み進めました。

国家、民族に宗教、歴史と非常に細かな世界観で軍人など戦争に携わる登場人物が殆どにも拘らず、生活まで想像が膨らむようですね。

実際に起きてからならば確かに納得ができる雰囲気があるのですが、読んでいる当初は予想をしていなかったので、反乱を起こしたときには鳥肌が立った次第です。

アゼルとミィナの相性がよさそうだと思っていたのでそれが実現して嬉しかったです。

今後の活動を応援しております。

ネット小説大賞運営チーム


世界観

 いただいた感想は全て嬉しいものですが、おそらく初めて世界観について褒めていただきました。昔、買った本で歴史的な事実も交えながら空想世界をどう創るかの参考になるものがありまして。そこで勉強した知識を使ってます。


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(表紙見るとこれじゃない気がするけど、中身見るとこれかなぁ。その本、引っ越しの過程で無くしたんだよなぁ……。惜しいことをした)


 感想にもある通り、軍人中心のお話なので生活系に関しては別に使わなくて良いし、実際に使ってない設定ばかりなのですが、そのに言及していただいて嬉しかったのを覚えています。


 その中から、物語の舞台ヴェレリア王国の宗教をピックアップしてお話ししたいと思います。


世界創造の神々

 主人公シルク達が生きている世界は、多数の神々が関わって創り出したものです。特に物語に関わってくるのは天界の七神と呼ばれる光、星、月、風、雷、炎、水の神々です。

 彼らは一度、協力して人間達の世界から魔界の住人を追い出したことにより、人々に祀られています。

 ちなみに「光の神」とか「我が神」とか呼ばれて固有の名詞はありません。シルク達の世界でそれぞれの単語を意味する言葉で呼ばれてて、それを日本語に訳している感覚なので。


光神教

 ヴェレリア王国の東にあるテンフート山の麓、光神教会を中心とした王国の正教。王国自体の発祥が光の神に選ばれた英雄が初代の国王であるため、厚く保護されている。

 秘密主義、神秘主義であり修行により神に近づくことが目標。熱心に信仰している者が多いが、中にはその秘匿性故に権力争いに腐心している悪徳も存在する。

 僧侶としての能力は高いものの、外の世界への干渉は少ない。一度山に入ったら、生涯出てこない者が多い。


星神教

 ヴェレリア王国だけでなく、アルシリア大陸各地に教会が点在している。願望、想いの実現といった分かりやすい教義で庶民からの人気は高く、地元の人々に運営は支えられている。

 教会によって規模や方針は様々。一部、能力が高い者は各地の教会を巡り修行をする。そうして、ある程度は連携をとることで星神教の教えを守っていこうとしている。


楽園

 ヴェレリア王国北部の少数民族、アルテ族が共有している死生観。

 アルテ族の始祖、武神と呼ばれる存在が語った死後の世界。それが楽園。勇ましく、戦いで散っていった者は英雄として楽園に招かれる。

 武神はこう語った。アルテが滅びるとき、再び戦士として舞い戻り、アルテを復興させる為に戦う。楽園に招かれた戦士は、武神と共に、その日が来ぬよう願いながらも、自身の英気を養っているとされている。

 過去に実在した人物を神格化する彼らの考え方は、神に近づこうともがいている光神教会としては邪教に等しく、考え方を同じくするヴェレリア王国からも疎まれる原因になっている。


 こんな感じです。

 また機会があったら、話しますね。

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