Doki Doki Literature Club!をプレイした学生が自殺、というイギリスの報道を聞いて感じたこと。

↑上記の元ネタになっている記事は、どうやら翻訳など間違っているようです。記事の内容は、僕がこれを聞いて思ったことなので、そのまま残しておきます。

ゲームを悪者にするのは嫌いです。


まず、大前提として何かしら事件が起こった時に「◯◯はこんなゲームをやっていた」と報道されることには違和感を感じます。
趣味は色々ありますが、どうしてもゲームを吊し上げている感じがして嫌なんですよね。

まぁ、自分が好きだからこそ、そういった話が目についてしまうということもありますが。

自分の理解できないものを悪者にするのは、ダメだよな~と思います。
自分にもそんな側面があるかもしれないので、気をつけなければいけないことではあります。
誰にでも偏見はありますから。

それでも影響はでかいんじゃないかな、と思うよ。ゲームって。

それと同時に、基本的に受け身である他の創作媒体と違って、ゲームは主体的に取り組むものなので影響は大きいのではないかと思います。

ゲームによっては実際の自分と主人公の距離が、漫画や小説と比べて近くなる傾向にあるのではないかなと。
より、自分自身の経験として蓄積されやすいのではないかと考えます。

だからこそ、経験が生きるe-Sportsなんてジャンルができるわけですしね。

精神的に不安定な状態でプレイすれば、主人公と自分の境界線が曖昧になることなんてありえるんだろうなと想像できます。
だからこそ、適切な規制が必要なんですよね。

こう、本当に楽しんでいる人が損をしないように。
どうしても悪い部分だけがクローズアップされますし、全面規制なんてことになったら目も当てられない。

こっからDoki Doki Literature Club!のネタバレを含みます。

そういう点では、今回の事件の槍玉に挙げられているゲーム「Doki Doki Literature Club!(邦題:ドキドキ文芸部!)」は、ある意味良く出来すぎているなと感じました。

未プレイですが、自分ネタバレ気にしないので調べてみて……。
「ああ、これは僕には無理そうだ」と思いましたよ。

たぶん、この学生ほどではないでしょうが本当に何も知らずにプレイしたら精神に影響が出たかもしれません。
影響受けやすく、心が弱いのは自覚していますw だからこそ、プレイしません!

Doki Doki Literature Club!はいわゆるギャルゲー風のノベルゲーム。
日本の美少女を意識したキャラクター達と過ごす海外製のゲームです。

文芸部のみんなとの楽しい日常。
しかし、いつしかメンバーの間に立ち込める不穏な空気。
そして、幼馴染の自殺!

……まぁ、ここまではよくある見た目にだまされるな系なんですけど。
問題はこっから。

現実の世界との境界線が曖昧になっていきます。

 Doki Doki Literature Club!のパソコンの中に勝手に作られるテキストファイル。
「ごめんごめん、不具合だ。この子がいるからおかしくなるんだね、消しておくよ」なんて書いてある。

再びゲームを始めると、自殺した幼馴染はゲーム内から存在を抹消されている。
セーブデータもなくなってしまって、新しくゲームを始めるしかなくなっている。

文字化け、画像の乱れ、おかしな音声などパソコンの不調を感じさせる演出。

実は自分がゲームのキャラクターだとしっている女の子が、プレイヤー(主人公にあらず)と二人っきりになるためにゲームを改造していたのでした。

……ああ、これは弱っている時にやったら頭おかしくなりそうだ。

クリエイターに尊敬と畏怖を


本当にデータを書き換えているので、パソコンによってはウイルス扱いされるこのゲーム。

作った方は本当にすごいなぁと思うと同時に、これはやっちゃいけない人に触らせてはいけない作品だなとも思う。
それぐらい、ものすごい影響のあるゲームができてしまったと思います。

自殺した学生の冥福を祈りつつ。

願わくば、良い方向に進んでくれることを祈ります。

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