キャラクターの口癖について【内面を映す言葉の力】

 

キャラクターの口癖について

こんばんは。
本日もお疲れさまです。

キャラクターの口癖って、効果的ですよね。
その一言だけで印象が強まるし、他のキャラがそれに触れるだけで世界が広がる気がします。
ただ、自分はけっこう苦手です。狙って作ると鼻につく感じがして、あまり使えないんですよね。

沖田幸人の「他人事」

現在連載中の『サマー・メモリーズ~モノクロームの水平線~』の主人公・沖田幸人には、「他人事」という口癖があります。
これは彼らしく自然に使えているんじゃないかなと思います。

幸人「○○ってことにすれば?」
相手「他人事ですね」
幸人「他人事だからな」

サマー・メモリーズ~モノクロームの水平線~

本編ではおそらく、まだ使っていないやり取りですが、こういう台詞回しを考えているうちに生まれたものです。

精神性を映す言葉

「他人事」という言葉は、幸人の精神性をよく表しています。
彼は基本的にお人好しで相手を助けたいのですが、自分に解決できる自信がなく、全てを背負う覚悟がないと踏み込めない。だからこそ、あらかじめ予防線を張るように「他人事」と言う。

さらに彼の信念。
「他人の心は変えられない。変えられるのは自分だけ。だから自分の武器を磨く」
にもつながり、もう一つの口癖「武器」発言へと結びついていきます。

口癖は内面から

そんなふうに、キャラの内面から自然に出てくる口癖は、書いていても使いやすいですね。
奇をてらったものは難しいけれど……一度くらい挑戦してみたい気もします。

夏の記憶と心の揺らぎを描く物語、
『サマー・メモリーズ~モノクロームの水平線~』

よかったら読んでいただけると嬉しいです。
評価いただけると、もっと嬉しいです。

それでは、また会いましょう。


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